すずめ、110番通報する

ひばり、マインドコントロ-ルからの目覚め

大雪警報が出た東京で今後の事を話し合った時に、
3日後に脱毛症の定期通院があるというので、すずめは同行することにした。
予約時間より早めに会う約束をして、その日は解散した。
別れるときは、とにかくツライ。
大丈夫かな、またモラ吉にやられてないかな…心配は尽きない。

先手を打っていこう!

診察日、早めに待ち合わせてスタバで朝ごはんを食べた。
「すずめと一緒やったら、美味しく食べられるゎ」と言って、バゲットを追加で頼むひばり。
モラ吉とは、ご飯を食べられない状態なんやね…
背中部分からげっそり痩せてもうて グスン。美味しくいただける時に食べとき。
M銀行事件について、モラ吉の奇天烈な言い訳の報告を受けながら次の行動を確認した。

ひばりのM銀行に生活費の入金はなかったのが判明したにもかかわらず、
モラ吉は勝手にルールを変更したまま生活費を1円たりとも渡してこない。
ひばりのパート代は、ひばり名義のカード支払いで無くなってしまったという。
(食費だけでなく、家計費で計上すべきものもひばりは負担している)
モラ吉が生活費を渡さないのだから、家計にかかる金額は自分名義のカードを絶対に使わないよう
言い聞かせた。(ワンコ達にかかるお金などは、ひばりが支払っているようだったが)
食費や消耗品などは、モラ吉の口座から引き落とされる家族カードを使うように何度も念押しした。

この日、すずめは、ひばりに少しだが現金を渡した。
パート先で知り合った気のいい方たちと仕事終わりにお茶をする事があるらしい。
数少ないひばりの息抜きである。「家計費にあてんといてや。ひばりの息抜きとかに使うねんで」
ココでもしつこく念を押した。なんか、これデジャヴやな…
ひばりが高校を卒業し、地元から東京へ就職した時を思い出した。
「初めてのお給料が出るまで、これで生活するねんで」と手渡した金額と一緒だったのだ。
30年以上前と今では、お金の価値が随分と変わってしまったが、
あの時は切ない気持ちだけだったのに、今回はモラ吉への怒りの気持ちが抑えられなかった。
モラ吉~~、絶対に息の根止めてやる!!

メーデー、メーデー、メーデー、ひばり 応答せよ!

ひばりの診察に同席し、担当医師から診断書を書いてもらうように手配した。
その文言についても、こちらの主張を大いに反映した内容で1つ武器を持てたような気分である。
駅で別れ、向かいのホームから反対方向行の電車に乗ったひばりを見送ったのだが、
いつも以上に切なくドキドキした気持ちになった。
帰宅後、モラ吉の様子を見ながらだが、新たな展開になるように話を仕向けるよう指示を出したのだ。
「無理はしないように」と言ったものの 心配がつのった。

この心配が的中したのだ。16時ごろに現地で解散後、何度もLINEを送るが「既読」にならない…
あれ~、お風呂かな?と思いつつも21時になっても22時になっても既読にならず。
イヤ、なんかあったのでは?もう気分は「オレオレ詐欺」の電話を受けた母親状態。
電話も何度もかけるのだが、コールのみ…。
年が明けてから、毎日LINEだけでなく電話もしているのにこんなことはなかった。

とうとう我慢できず、22:30すずめは110番通報した。
警察の方に事情を話したところ、すぐにひばりの家まで確認しに行ってくれるとの事。
「妹さんはおいくつですか?」と聞かれ「えぇ~~っと、ごじゅう〇歳です…」
イヤ、緊急時だもの。歳は関係ないわよ!!

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