Xデー当日、予定通り家を出てすずめ宅に到着したひばりを迎え、
姉妹二人でアップルパイを食し、久しぶりにリラックスした時間を過ごした。
弁護士のMさんは「無事に脱出できたか心配してました~良かったです!」と
おっしゃって下さり、ひばりの勇気に賞賛の言葉もかけて下さった。
ワンコ2号の急変、緊急手術、「今夜が峠です!?」
Xデー翌日には、ひばりの転入手続きに必要な事を再確認し準備に入った。
「配偶者からの暴力の被害者の保護に関する証明書」(なげ~ょ)
なる名称の書類を取り寄せ、各機関に提出、
できれば住民票の閲覧制限をした後に転入手続きをしたかった。
同時にひばりは再就職を目指し、就職活動もスタートした。
ひばりは、現住所のある役所からモラ吉と「世帯分離」をした後に転出、
その後、すずめの居住地に閲覧制限付きで「転入手続き」をするために出かけた。
すずめは別行動であったが、手続き中のひばりより緊急連絡が入った。
M先生よりモラ吉から連絡が入ったとの事で、それをひばりに知らせてくれたと言うのだ。
「ワンコの容態が急変し、重篤な状態です」というような内容だったらしい。
モラ吉は動転した様子で、Mさんも「落ち着いてください」と声をかけたらしい。
緊急手術は既に行われ「今夜が山場です…」と執刀医からの伝言もあった。
ワンコ2号、容態の真実
連絡を受けたすずめは、当初 モラ吉の「虚偽(ウソ)」だと思った。
稚拙だが、モラ吉ならあり得るという気持ちがあった。
結論から言うと、モラ吉の言ったことは本当だった…(疑ってスマン、と少しだけ思った)
重篤な状態になって緊急搬送されたのは「ワンコ2号」で、その横で1号はクンクン鳴きながら
2号をペロペロ舐めて励ますような素振りをしていたそうだ。
ひばりが只ならぬ雰囲気で、しかも大きなキャリーケースを持って家を出たのだ。
ワンコ達も、間違いなく何かを察していたのだろう。
2号の急変は、ひばりが家を出たのと無関係ではないと思われた。
ひばりの頭の中は、まだ「通常」には戻り切っていない。
そこにきて、ワンコ2号の急変。
しかも、転入先であるすずめが住む市役所の市民課の担当者から
「セカンドレイプ」とも言える扱いを受けたのだ。
すずめは、その話を聞いて当然激怒!!した。
こちとらどんだけ税金払ってると思ってるね~~ん!許すまじ!
(担当者は男だった。勉強が足らんのや)
※配偶者からの暴力の被害者の保護に関する証明書
住民票の閲覧制限/世帯分離
配偶者からの暴力などで別居や離婚を検討している方は、最重要な手続きになると思います。
出来れば専門家のアドバイスを得て手続きしてください。
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