110番通報のその後

ひばり、マインドコントロ-ルからの目覚め

ひばりからの応答がなく、110番通報してしまったすずめ…
「モラハラ被害にあっている妹と連絡が取れない」
「今日の16時まで会っていたが、離婚の話を切り出す予定」と、相談したのだ。
最寄りの警察署から署員が安否確認に行ってくれるとの事。
ジリジリしながら警察からの連絡を待った。

警察官からの質問「どうして寝てたんですか?」

結果から言うと、ひばりは無事であった。
度重なる心労で、早い時間から寝落ちしていたらしく LINEや入電に気付かなかったらしい。
イヤ、冷静に考えたら50過ぎの大人とたった数時間連絡が取れないくらいで
110番通報なんてしないよね~。駆けつけてくれた警察官の方、本当に申し訳ありませんでした。
最近は、夫婦や親族間での暴力事件も多いから迅速に対応してくださったのね…
警察官の不祥事がニュースになる事もあるが、多くの警察関係の方はこんな真冬の真夜中に、
動転した家族の通報にも真摯に対応してくださるのだ。心から感謝します。
電話対応で、地元の警察につないでくれた方もありがとうございました。

夜中に「ピンポ~ン」なんて鳴るから、ひばり家はびっくりしたらしい。当り前よね。
しかもインターフォンの前には警・察・官!!
「ひばりさんはご在宅ですか?」と尋ねてきた警察官。最初に対応したのはモラ吉だった。
直ぐにひばりと交代し、「お姉さんから連絡が取れないと相談がありました」みたいなことを
言われ、「あっつ、気が付きませんでした。寝てました」と答えたひばり。
「どうして寝てたんですか?」と、さらに確認する警察官。
その質問をモラ吉は聞いていたらしい…

モラ吉、トーンダウン?

「オレ、DVとか疑われてるみたいじゃない?」とぼそりと呟いたらしい。
警察に通報するなんて、何だよ!!って逆上するのを心配したすずめであったが、
やはりモラ吉は「小心者」だったのか、ボソッと呟いただけで突っ込んで問い詰めてこない。
(2人の起きている時間帯が異なるせいでもあるが)

通報事件の翌日、モラ吉はこんなことを言い出した。
1泊させて、翌朝1時間早く起きて朝ごはんを準備しろ、と滅茶ぶりを言っていた友人の件である。
「呼ばないことにした」と。
「来ると思ったから少し買い出ししてきたのに」と言ったひばりに対して
「あまり無理して買わなくていいよ。まだお金も渡してないし…あるもので食べよう」

えぇ~~~?この間までの激おこ状態はどうした?戸惑うばかりのひばりである。

すずめ、ひばりを追いつめてしまう…

警察官が訪れた週末は、モラ吉の態度が違った。
威圧感もなく、自分から警察の話を確認するなど一切しないのだ。
すずめはこれがチャンス!と思い、何とか「警察に通報したことで謝罪したい」とでも
理由をつけて、モラ吉と直接話せるようにセッティングできないかひばりを説得にかかった。

何とか会話を繋げようとしたひばりであったが、しかし、やはりモラ吉。まともな話は出来なかった。
ひばりはもう限界である。とにかくパートを辞めてすずめの家に来るように説得した。
しかし、ひばりは動けなかった。その間に、ワンコ2号が誤飲で救急に罹ったりした事件も発生。
増々 ひばりの「できない理由」が増えていってしまったのだ。

DVやストーカーから逃げる事を専門とした「夜逃げ引っ越し屋」に連絡したり、
すずめは当人を置いてけぼりにして、ドンドン話しを進めていった。
そして、とうとう、やってしまったのだ…
動かないひばりに対して、電話で追いつめてしまった。
「自分が動かんかったらず~っとこのままやで!!」辛いのは本人なのに…
すまぬ、ひばり。


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